お食い初め

妹の子供が生後100日を迎えたので、地元の和食料理屋でお食い初めの儀に参加させてもらった。

一番年長者の母が、お赤飯や煮物、鯛等の縁起の良い食べ物を妹の子供の口に運ぶ役目をすることになった。妹の子供は泣くこともなく終始大人しく、お食い初めの儀は滞りなく終わった。

旦那さんのお母様とは結婚式以来数年ぶりにお会いしたけど、とても気さくでうちの妹とも仲がよく、嫁姑問題とは無縁そうで安心。

そして妹の子供は本当にかわいい。抱っこして間近で顔を見つめると涙が出そうになる。生きるのは大変だけど、元気で優しい子に育ってほしいと思う。抱っこしていたらお義母様から「お姉ちゃんも子供ほしくなってきた?」と聞かれたけど、こうやって愛でるだけでいいです、と答えた。自分がこの先どうしたいか、どうなりたいかはずっとよくわからない。

「本当は二人目もほしい。けど経済的には無理。日本はもう、そういう国じゃなくなったんだね」と妹が寂しそうにつぶやいていた。